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科学実験会
郡山市ふれあい科学館20階多目的研修室
参加団員:5名 リーダー:4名 家族:4名
福島分団員:14名 リーダー:3名 家族:14名
今回の科学実験会は福島分団きぼうと合同活動となりました。こおりやま分団の班目副分団長を講師に、いくつかの実験を行いました。最初に行ったのは、「やじろべえ」を作り、物を支えるときのバランスのとり方を考えることです。まっすぐな棒や細長い紙の場合、その中央でバランスが取れることを確かめた後、ハガキをL(える)字形に切ってバランスがとれる部分を探しました。そのままでは、バランスがとれる場所を見つけられませんでしたが、角を折ることでバランスがとれることがわかりました。
物には重心という点があり、その点で支えると倒れません。重心が物の外側にあるときは、重心より高い位置に支点をおくと、たとえ傾いても元にもどろうとする力が働き、倒れません。これが、やじろべえの原理です。
切り方の説明です。
指でバランスをとります。
支点と重心の位置関係が重要であることを確かめた後、トンボとチョウの「やじろべえ」を製作しました。材料は絵が描かれた厚紙、つまようじ、竹はし、粘土、クリップです。
ハサミで切ります。
胸の位置につまようじを刺してトンボの完成です。最後にクリップでバランスの調整をします。
チョウの「やじろべえ」もできました。羽の角度、クリップの数や位置を変えてお気に入りの「やじろべえ」を作りました。
休憩時間にはハーブティーを飲みました。マローブルーの花にお湯を注ぐと青紫のハーブティーになります。一口飲んでからレモン果汁を加えたら色が赤く変わりました。ムラサキキャベツを煮たときに紫色の汁、ブドウの皮やアサガオの花のしぼり汁にもアントシアンという色素が含まれています。レモン汁や石けん水などを加えるといろいろな色に変化します。ぜひやってみてください。
休憩後にはグレーティングシートを使った覗き眼鏡(万華鏡のような)を作りました。グレーティングシートには、光を虹のように分けるはたらき(分光)があります
グレーティングシートを小さく切ってトイレットペーパーの芯の片方に取り付けます。そしてもう片方にはピンで小さな穴を開けた黒い紙を取り付けます。簡単ですが、これで完成しました。
穴を蛍光灯や明るい窓の方に向け、シートの方からのぞいてみると、虹色の模様が見えました。小さな穴を4個にすると写真のように見えます。蛍光灯などの光の色が分かれて見えるのは不思議ですね。信号機、テレビやパソコンの画面などの光はどのように見えるでしょうか。確かめてください。ただし、太陽や明るすぎる光源は決して直接のぞかないでください。
最後に錯視の図形の工作をしました。定規で3本のラインを引いての間にビッグアイの写真を置いたところ、ラインがずれて見えます。「ポッケンドルフ錯視」とよばれる目の錯覚です。
錯視の実験はたくさん準備したのですが、時間がなくなり、全てを体験することはできませんでした。別の機会に行いたいと思います。
そして福島分団と一緒に記念写真を撮りました。
団員の皆さんは今日の工作がよくできました。楽しかったようです。
本日は寒い中ご協力していただいたご家族の皆様、そして福島分団きぼうの皆様ありがとうございました。
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