活動の報告

2024年02月18日
科学実験会1 台所の科学
参加団員9名 体験入団3名 リーダー:6名 家族:10名

 今回は台所の科学と題して、自宅にある身近な物での実験を行いました。最初は、持参した十円玉を台所にある物でキレイにする実験です。


 たくさん参加してくれました

 十円玉にラー油、ソース、しょうゆ、マヨネーズ、みりん、ケチャップを垂らして汚れが落ちるか実験しました。


 どれがキレイになる?


 あ、変わってきた!


 ソースやしょうゆ、ケチャップで変化が!


 結果は・・・?

 試した結果をまとめてみると、調味料の成分に共通点がありました。キレイになった調味料には食塩と酢が入っていたのです。そこで今度は、食塩水、酢、食塩水+酢、砂糖水で試してみることに。


 食塩水+酢が強い!!

 実験の結果、食塩水だけ、酢だけではキレイにならず、食塩水+酢だと汚れが落ちることがわかりました。分団長から「みそ、ワサビ、タバスコではどうか?おうちで試してみて」「実験する前に成分表を見て、落ちるか落ちないかの仮説を立ててから実験してね」と宿題が出ました。みんなおうちで試してみてね。

 休憩のあと、次の実験に。ろ紙に黒い水性サインペンで点を書いて、それに水を吸わせてみました。すると、水が通った後に変化が・・・!?


 色が分かれた!?


 青い色が出てきた!

 ろ紙が水を吸い上げる現象を「毛細管現象」といいます。水が通ったあと、インクがにじんで別の色が出てきました。黒いインクは実は、いろんな色を混ぜ合わせて出来ていたのです。水が通ったことで水にインクが溶け、成分によって溶け方が違い、流れていくスピードが違うので色が分かれるそうです。では、他の色のサインペンではどうでしょう?黒以外の色でも試してみました。


 どんな色に分かれるかな?


 いろんな色で試してみました

 単に赤、青、黄色などでもいろんな色が混じっていることがわかりました。今回は同じメーカーの水性ペンで実験しましたが、黒でもメーカーによって成分が違うそうです。分団長から「違うメーカーの黒でも試してみて」「油性ペンだとどうだろう?」「油性ペンは水に溶ける?」と、おうちでも試してみるようにろ紙を一枚ずつ渡しました。

 最後の実験は液体と固体の両方?の性質を体験する実験です。まず、容器に片栗粉を入れて触ってみました。


 さらさらしてる


 感触を試したあとで水を加えて混ぜていきます
水を加えて1分間待って固まったところで指で表面をつついてみると・・・


 あれ?固いよ
次にゆっくり指で押してみると・・・!


 うわー!指が埋まっていく!!

 つつくと固くて指がはじかれるのに、ゆっくり押すと指が埋まっていく・・・とても不思議な感じがしました。
水とデンプンを混ぜたときはデンプンの粒子が最も密に詰まった状態になっています。ゆっくり指を入れると、粒子と粒子の間に水によって液体のようにふるまいます。しかし、急に力を加えると、粒子が回転して、互いにでっぱったところがつっかえて、すき間が広がります。粒子間のすき間に周りの水が吸い込まれ、まるで固体のようにふるまいます。
高校の物理で習う現象だそうで、高校生になった時に今日の実験を思い出して欲しいですね。


 楽しい実験会でした

 あっという間に2時間経ってしまい、他にも準備していた実験があったのですが時間切れとなりました。みんな、楽しく不思議な実験に満足したようです。今回もたくさん参加してくれてにぎやかな活動になりました。家族の皆様、ご協力ありがとうございました。





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