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科学実験会2 光の科学 まとめの会
参加団員6名 体験入団1名 リーダー6名 家族4名
3月の活動はまず、光をテーマにした実験を行いました。俵リーダーが講師です。
俵リーダーは藤沢分団の所属ですが、現在日本大学工学部で教授をしていて郡山に住んでいます。
俵リーダーが講師です
まずはみんなに質問「光って匂いがある?」「重さは?」匂いは多分無い、重さもありません。みんな光がものすごく速いことは知っていました。光は秒速約30万キロメートルで進みます。これは、地球から月まで歩いて11年かかるところ、光は約1秒で着いてしまいます。逆に言うと、みんなが見ている月は1秒前の月を見ているということ。
光ってなんだろう?
また質問です。「光は曲がる?」「鏡!」みんないろんな答えを出してくれました。正解は「違うモノに入ると曲がる」です。水やガラスに入ると屈折します。そこで実験。水滴でレンズを作って覗いてみました。
ラップに霧吹きで水滴を作ってレンズにしました
大きくみえた!
水滴レンズを台紙の上に直接置いてみると普通ですが、ちょっと離すと大きく拡大され、また離すとひっくり返って、またまた離すとひっくり返ったまま小さくなりました。レンズを通った光が屈折して見えるせいで起こる現象です。
みんな夢中でレアこてつくんを探しています
おまけのお話がありました。光の三原色は混ぜると白に、色の三原色は混ぜると黒になります。では、光の三原色で黒を出すにはどうすればいいでしょうか?
みんないろいろ考えてくれました。答えは「光を消す」です。確かに、光がなければ真っ暗(黒)ですよね。そう、色は「光が反射した色」を見ているというお話でした。
次のお話は「光は波である」。放射線から電波まで、全てが光の仲間です。波長によって呼び方が変わります。見える光(色)は、ほんのちょっと。虹の7色と同じ部分しか見えないのです。もし、電波も見えるようになったら、携帯の電波やテレビ、ラジオの電波も見えてしまって他のものがちゃんと見えなくなってしまいます。
実験です。みんな、どんなふうに見えるかな?
上と下、どっちが長い?
真ん中の黒い点を見て10数えて・・・
切り替えると「え???」
同じ長さなのに、色が違うと長さが違って見えました。黒い点を見続けて画面が変わったら白黒写真なのに変わった瞬間カラーに見えました。
えー!なんで?なんで!?
これは、見たものを処理する脳がパニックを起こしてそう見える「錯覚」という現象です。
脳がだまされているんだそうです。みんな不思議そうに見ていました。
最期は偏光板を使った工作をしました。偏光板は一方向だけ光を通すもので、テレビや偏光サングラスなどに使われています。
90度回すと見えなくなる!?
この偏光板を使って万華鏡を作りました。
ていねいに工作します
紙コップと台紙に偏光板をそれぞれ貼り付けて、台紙のほうにセロテープをランダムに貼ります。そして組み立てて覗いてみると・・・!
テープを貼ったところに色が!
キレイ!おもしろい!!
セロハンテープを貼っただけなのに色が付いたりするのは、重なった部分の光の通り方が違うから。あんまり重ねて貼ると光を通さなくなるので、5〜8枚くらいが良いそうです。
光のまとめです
ふだん何気なく見えている物も全て光があるから。その光を調べるといろんなことがわかる、そして、見えている光はほんのちょっとしか見えていないということがわかりました。
楽しい実験会でした
実験会のあと、今年度のまとめの会を行いました。どんな行事を行ったか、来年度の予定ややりたいことはないか?等のお話をしました。その後、22階展望ロビーに移動して今年度の活動報告を展示する作業をしました。
22階展望ロビーに展示しています
いろんな行事を行いました
一年間お疲れ様でした
春休み期間中、22階展望ロビーに展示してあります。これを見て多くの人が宇宙少年団に興味を持って、新しい仲間がたくさん増えるといいですね。
保護者の皆様、ご協力ありがとうございました。 |
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