活動の報告

2023年02月26日
科学実験会
郡山市ふれあい科学館20階実験工房
参加団員:7名 リーダー:3名 家族:5名

 3年ぶりに対面での開催となった科学実験会です。今回は人体の感覚について実験をしました。まずは皮膚の感覚について、割り箸と爪楊枝で自分たちで作った器具を使って実験をしました。


 班目副分団長が講師です


 目をつぶって感覚を確かめます

 腕や背中は感覚が鈍くて、爪楊枝が何本当たってるかわかりにくいですが、指先や手のひらは敏感で、何本当たってるかわかります。指先での細かい作業は、感覚が敏感だからできるという事がわかりました。

 次に、味覚の実験をしました。3種類のグミを配って、鼻をつまんで食べて味を当ててもらいました。


 ブドウ味、マスカット味、ミカン味のグミです


 鼻をつまんで食べると・・・「???」

 味覚は舌や喉にある味蕾で感じていますが、鼻をつまんで食べると味がよくわかりません。味覚は匂いとも関係している事がわかりました。味は苦み、塩味、甘み、酸っぱいの4種類を感じる事ができますが、みんなにミラクルフルーツという実を食べてもらいました。


 「レモン汁が酸っぱくない!?甘い!?」

 ミラクルフルーツを食べて酸っぱいレモン汁を飲むと、不思議な事に酸っぱさを感じず甘く感じました。これは、ミラクルフルーツのはたらきによって、酸味成分の構造が変化して甘みのセンサーを活性化させているようです。そのため、酸っぱい物を甘く感じます。これにはみんな、びっくりしていました。

 次に、レンズを使った見え方の実験をしました。ビー玉や水の入ったペットボトルでどんな見え方をするか実験しました。


 ビー玉の中でチラシの文字が大きく見えます


 水の入ったペットボトルの中で、左右反対に見える!?

 これは、ビー玉や水の入ったペットボトルが凸レンズと同じ効果で見えるからです。ちなみにペットボトルを横にして空気の泡の部分から見てみると、小さく見えました。こちらは凹レンズ効果で小さく見えたのでした。


 左が凸レンズ、右が凹レンズです

 最後にペットボトルを使った顕微鏡を作りました。レンズの代わりに2ミリのガラスビーズを使います。ペットボトルを切ってサイズを調整してプレパラートを作って、その上にタマネギの薄皮を乗せて覗いてみると・・・


 「見えた!」


 タマネギの細胞壁が見えました

 プレパラートにタマネギの薄皮を乗せるのに苦労しましたが、みんなうまく見ることができて大成功でした。


 楽しい実験会でした

 学校ではやらない実験をたくさんしました。自分の体にも不思議な事がたくさんある事を知りました。みんな楽しんでくれたようです。家族の皆様、ご協力ありがとうございました。





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